筋膜って何ぞ?

 私達が筋肉だと思っていたものは実は筋膜だった!!

「筋膜」とは筋繊維一本一本、骨や内臓にも付着し、カラダの各組織がバラバラに

ならないようにまとめる役目をしている1枚の布地やネットのようなもので、

全身にわたって大小さまざまなコンパートメント(筋区画)を作り、

カラダの組織の、皮膚に近く浅いところから、骨に近く深いところまで層状になっており、

頭のてっぺんから足先にいたるまで体中に連なっている。

 

筋膜は英語で "fascia" 

肉を包めば「筋-筋膜 "myofascia"」, 骨を包めば「骨膜 "periosteum"」

心臓を包めば「心膜 "pericardium"」,腹腔の内膜は「腹膜 "peritoneum"」のように

それがある場所や厚さ、内容物によって違った名前で呼ばれるが、組成的にはすべて同じ。

体内のほとんどすべてのものは、このコンパートメントに収められていると考えてよい。

 

筋膜は2種類の線維が織り合わさってできており、

1つは「弾性繊維」というゴムのようにかなり自由に伸びる線維。

もう1つは「コラーゲン線維」という元の形をしっかり保とうとする線維。

これら2つの線維のおかげで私達は体の構造を崩さずに、しかもかなり自由に動けるのである。

 

姿勢を保つための小さな動きや、動作を起こすような大きな動きにも

これらのコンパートメントが、筋肉と筋肉との、あるいは他の器官との仕切りの役目をして、

その動きをスムーズにしている。

筋膜は私達のカラダの内容物をうまく配置し、支えているだけでなく、

動作の助けもしているわけである。

 

筋膜は「支持(カラダを支える)器官」とも「記憶の器官」とも言われる。

習慣的なココロのあり方が筋膜に記憶されるからである。

感情の動きに伴い、カラダの筋肉反応が起こるわけだが

その反応が繰り返されると、それらの筋肉を包む筋膜が効率化を図って

その反応に見合った形に変形するのである。

そうすると今度は変形した筋膜の形に合わせたココロの状態や態度が表れやすくなるのである。

筋膜は私達の過去を形として記憶し、それによって私達のあり方を方向づけているのである。

 


ストレッチなどをした時に、私達が「伸びているなぁ~」と思っていたものは

実は、筋肉ではなく筋膜だったというわけである。